NYダウやナスダックが最高値更新、
「ヨシッ、寄り付きから買いだっ!」
すると、その日は【寄り付き天井】、、、みたいな。
誰もが買いだと思うと「天井」となり、
誰もが売りだと思うと「底」になる。
オクト
相場とは天邪鬼
カイト
自分が買ったら下がる、売ったら上がると感じている人は要チェック
日経平均、【寄り付き天井】【寄り付き底】となる確率は?%
検証条件
対象
日経平均先物の日中足チャート(始値8時45分・終値15時15分)
期間
直近一年間(2020年7月~2021年6月)
ダウとの相関調査
「寄り付き天井」「寄り付き底」がダウの騰落と相関があるのか検証します。
ギャップの相関調査
始値ギャップアップで「寄り付き天井」となりやすいのか?
また始値ギャップダウンで「寄り付き底」となりやすいのか?
も検証します。
寄り付き天井
条件
10円幅を許容します。
例 〇始値28000 高値28010
×始値28000 高値28020
発生回数 | 28回(全営業日の11%) |
ダウ上昇日の発生回数 | 12回 |
ダウ下落日の発生回数 | 16回 |
始値ギャップアップ | 9回 |
考察
ダウの騰落との相関が認められませんが、約二週間に一度は「寄り付き天井」になっています。
また「寄り付き天井」の3分の1は、ギャップアップで始まった時ですので、高く寄り付いた時の「買い」には注意が必要です。
寄り付き底
条件
10円幅を許容します。
例 〇始値28000 安値27990
×始値28000 安値27980
発生回数 | 22回(全営業日の9%) |
ダウ上昇日の発生回数 | 16回 |
ダウ下落日の発生回数 | 5回 |
ダウ休み日の発生回数 | 1回 |
始値ギャップダウン | 1回 |
考察
こちらは、ダウが上昇した日に発生する可能性が明らかに高いですし、約二週間に一回は「寄り付き底」が発生しています。
また、意外にも「ギャップダウン」で始まった日に「寄り付き底」が少ないです。
まとめ
決まれば気持ちが良い「寄り付き天井売り」「寄り付き底買い」ですが、個人的には寄り付き付近で仕掛けることは、ほとんどありません。
オクト
どうして?
カイト
どうしてもギャンブルになるからです。勝率が良くありません。

トレードとは、期待値がプラスの手法を”淡々と”繰り返す作業人間には寿命がありますので本能的に効率を求めます。
ただ「楽して」とか「手っ取り早く」稼ぐというのは、因果が合っていないので無理で...