誰でも簡単に実践できるトレード手法をご紹介します。
あれこれ言わずにデータで示しましょう。
01【ダウは〇日続落後に買うと勝率?%】
↓ダウの月足です(過去十年分)。

質問です。
上のチャートを見て、トレードするとしたなら「買い」か「売り」かどちらを考えますか?
まぁ、そういう方もおられるでしょう。
確かに、しばらく調整(下落)しても不思議ではありません。
下図を見て下さい。

世界の人口予測です。
宇宙から巨大隕石が地球に落下して、、、みたいなことが無い限り、人口動態は概ね予測通りとなります。
※中国が子供三人目を容認というニュースがありましたので、更に増えるかもしれません。
ベストセラー本『FACTFULNESS』によると、子供が死なないようになると少子化になるので、いずれ世界の人口増加は止まると書いてあったと記憶していますが、その頃には宇宙で暮らす人口が増える可能性もあります。
とにかく、人口が増えるということは、モノを買ったり、サービスを利用する人が増えるということです。
簡単に言うと、ハンバーガー(マクドナルド)を食べたり、パンテーン(P&G)で頭を洗ったり、スマホ(アップル)を買ったりする人が増えるわけです。
ということは、世界中で商売しているダウ銘柄(上記3社を含む)は右肩上がりとなるのは当たり前なのです。
再度、質問です。
下のチャートを見て、トレードするとしたなら「買い」か「売り」かどちらを考えますか?

NYダウに関しては、「買い」をベースにトレードすることを考えます。
資本主義の世界で勝ち組になるには、資本家(投資家)になることが絶対条件です。
Problem(疑問)
トレードする際に、決めなければならないことはイカの3つです。
Q1.何をトレードするか?
Q2.いつ買うか?
Q3.いつ決済するか?
A1.今回はダウ(CFD)
※ダウは、GMOクリック証券のCFD取引口座で売買可能です。
A2.翌日に上がる確率が高い日の「終値」
A3.翌日「終値」
つまり、その日の「終値」で買って、翌日の「終値」で決済するということです。
ダウCFDの「終値」は日本時間朝5時、「始値」は日本時間朝7時です(夏時間)。
ですから、その日の終値と翌日の始値は2時間しかありませんので大差なしです。
いつ買うか?
質問です。
下の1~6の選択肢のうち、どれを選びますか?
※いずれもダウを当日の終値で買うことを想定しています。
1.ダウが1日下落して終わりそうな日(※前日は上昇)
2.ダウが3日続落して終わりそうな日
3.ダウが5日続落して終わりそうな日
もしくは、
4.ダウが1日上昇して終わりそうな日(※前日は下落)
5.ダウが3日続伸して終わりそうな日
6.ダウが5日続伸して終わりそうな日
株価が上がっていると焦って買いたくなる、下がっていると怖くて買えなくなる、そんなことありませんか?
感情(欲望・恐怖)に左右されないために、データを使います。
検証期間について
過去二年のデータで検証します。
あまり古いデータは必要無いと考えます。
なぜなら、トレード手段ひとつ取っても「スマホが無い時代」「日本でダウがトレード出来ない時代」のデータは参考になりません。
因みに、二年である理由は「大統領任期のアノマリー」があるからです(1.3年目は上昇傾向、2.4年目は停滞気味)。
Data(データ収集)


検証結果
検証期間:2020年6月1日~2022年6月30日
回数 | 勝率 | 期待値$ | |
反落翌日 | 128 | 51 | +3 |
続落翌日 | 63 | 51 | -28 |
3日続落翌日 | 31 | 61 | +58 |
4日続落翌日 | 12 | 58 | -2 |
5日続落 | 5 | 60 | +72 |
反騰翌日 | 128 | 54 | +14 |
続伸翌日 | 69 | 64 | +36 |
3日続伸翌日 | 44 | 52 | +23 |
4日続伸翌日 | 23 | 48 | -26 |
5日続伸翌日 | 11 | 45 | -74 |
Analysis(分析)
デイトレ(3日続落日の終値買い→翌日終値決済)時の合計収支は+1801ドル※1で、期待値※2は+58ドルです。
※1 CFDでは、為替を考慮する必要はありません。100ドル=1万円です。
※2 期待値とは、全ての試行回数を行った時の平均収支です。期待値がプラスの場合は、やる価値のある(儲かる可能性が高い)トレード手法ということです。
Concludion(結論)
「ダウは3日続落日以降に買う」と翌日以降に上昇しやすい傾向があります。
毎月積立投資をする場合は「3日続落日以降」に買うべきです。
3日続落は、2年で31回ありましたので、月1回くらいは出現します。
※データは四半期に一度くらいは更新します。
