「Google Chrome」では、サイトがSSL化されていないとアドレスバーに「保護されていない通信」という警告文が表示されます。
SSL化しておくと、Googleの評価が高くなり、検索結果の上位化に繋がります。
URLを【(鍵マーク)保護された通信|https://~】と表示されるようにするということです。
サイト立ち上げ初期にやっておくと楽ですが、僕は100記事以上書いた状態で対応しました。
上から順番にやっていけば、どこかで「SLL化」できます。
SEO対策「SSL化(保護通信)」Search Regex

SSLサーバ証明書の取得手順(エックスサーバー編)
- 「エックスサーバー」の[サーバーパネル]にログインします。
- 複数サイトを運営していなければ、3の手順は飛ばしてOKです。
- 画面左下の[設定対象ドメイン]のプルダウンメニューで設定するドメインを選択します。
- [ドメイン]欄の[SSL設定]をクリックします。
- SSL設定[独自SLL設定の追加]タブを選択し、「独自SSL設定を追加する(確定)」をクリックします(最大1時間ほどで完了するとのことです)。
※サーバーの設定完了。
WordPressでの手順
- WordPressの管理画面を開き[設定]→[一般]をクリックします。
- [WordPress アドレス (URL)]と[サイトアドレス (URL)]欄を「https~」にする。
- 画面下の[変更を保存]をクリックします。
※WordPressの設定完了。
【.htaccess】の変更手順
※『.htaccess(エイチティアクセス)』とは、サーバーをディレクトリ(≒フォルダ)単位で制御するためのファイルです。
【リダイレクト(転送)】や【BASIC認証(IDとパスワードを入れると閲覧できるサイトを作る時に使います)】や【404エラーページ】の作成を行えます。
ここでは、サイト内の全ページをSSL化します。
つまり、今まで「http://~」であった古いURLへのアクセスを「https://~」という新しいURLに転送する必要があるため、この『.htaccess』を編集するということです。
※この手順を行うことによって、SEO対策において、イカの2つの利点があります。
- 全ページを「https」にすることによってユーザーに安心感を与える
- 「https」が「http」の複製サイトではないと検索エンジンに認識させ、現在までの評価を引き継がせる
- 「エックスサーバー」のサーバーパネルにログインします。
- 複数サイトを運営していなければ、次の手順は飛ばしてOKです。
- 画面左下の[設定対象ドメイン]のプルダウンメニューで設定するドメインを選択します。
- ホームページ欄の[.htaccess編集]をクリックし、[.htaccess編集]タブを選択します。
- 下記コード(赤字の部分)をコピーし、元々ある【#BEGIN wordpress】の前(上部)に貼り付けます。
↓ここから↓
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
</IfModule>
↑ここまで↑をコピーします。
↓ここの前に、上の赤字の文字列を貼り付けます。
# BEGIN WordPress
<IfModule mod_rewrite.c>
・・・・
- [.htaccessを編集する(確認)]をクリックし、[.htaccessを編集する(確定)]をクリックします。
- 自分のサイトを従来の「http://~」で表示させると「https://~」に自動的に切り替わります。
※『.htaccess』の設定完了(転送設定完了)。
画像URLの置換手順
サイト内の画像URLを「http」から「https」に置換する手順です。
※サイト内に「http://~」の記述が1つでもあれば「SSL化」出来ません。
また、全ての記事を書き直すのは面倒なのでプラグインで一括置換を行うということです。
Search Regex 一択!

『Search Regex』というプラグインを使います。
『Search Regex』は、WordPress に【検索・置換機能】を追加するプラグインです。
サイトに保存されている全てのデータを検索置換することができます。
「インストール」と「有効化」の方法
- WordPressの管理画面を開き、[プラグイン]→[新規追加]→画面右上「キーワード▼」の右の[プラグインの検索…]欄に「Search Regex」を入力します。
- プラグインが表示されますので[今すぐインストール]→[有効化]をクリックします。
※使用準備完了。
使い方(置換機能)
1.WordPressの管理画面を開き、[ツール]→[Search Regex]をクリックします。
2.Search Regexの画面が表示されます。
「Source」「Limit to」「Order By」の3つのプルダウンメニューを設定します。
2-1.「Source」で検索・置換の対象を指定します。
メニューの意味は以下の通りです。
Comment author – コメント主
Comment author email – コメント主のメルアド
Comment author URL – コメント主のURL
Comment content – コメント内容
Post content – 記事の本文(※ここでは、これを選択します)
Post excerpt – 記事の抜粋
Post meta value – 記事のカスタムフィールド
Post title – 記事のタイトル
Post URL – 記事のURL
2-2.「Limit to」で置換する個数を選択します。
デフォルトの「No limit」でOKです。
2-3.「Order By」で検索結果の並べ方を指定します。
デフォルトの「Ascending」でOKです。
※「Ascending」は昇順、「Descending」降順という意味です。
3.「Search pattern(検索文字列)」と「Replace pattern(置換文字列)」を入力します。
「Search pattern(検索文字列)」欄には「http://○○○.com」、
「Replace pattern(置換文字列)」欄には「https://○○○.com」と入力します。
※○○○には自分のドメイン名を入れます。
4.「Search」「Replace」「Replace&Save」の3つのボタンがあります。
4-1.「Search」ボタンは「Search pattern(検索文字列)」の検索結果を一覧表示します。
※ここで置換候補が間違っていないかを念のために確認します。
4-2.「Replace」ボタンは置換予測を一覧表示します。
※まだ置換は実行されません。
4-3.「Replace&Save」ボタンを押すと置換が実行されます。
各種パーツを再設置
- 【Google AdSense(Googleカスタム検索エンジンを含む)】を再設置します。
- 【SNS】のパーツを再設置します。
※それぞれ使っていなければ必要ありません。
『rel=”canonical”』を設定する
※『Luxeritas』の場合は、設定不要です。
『rel=”canonical(カノニカル)”』はURLを正規化するために設定します。
簡単に言うと、重複ページを1つにまとめるために行います。
今回のSSL化で自分のサイトのURLが「http://~」と「https://~」の2つあるということになります。そこで「https://~」が正規のURLと宣言するということです。
1.下記の一文をテキストファイルにでもコピーして、”〇〇〇”部分に自分のドメインを入れて、再度コピーします。
<link rel=”canonical” href=”https://○○○.com/”/>
2.<head>タグ内(<head>と</head>の間)に貼り付けます。
※通常の場合は、WordPressの管理画面から[外観]→[テーマの編集]→画面右端のテーマヘッダー(header.php)を選択し、<head>タグ内(<head>と</head>の間)に貼り付けます。
※サイト全体のSSL化完了で。
お疲れさまでした!
