本から学ぶ

だれにでもわかる NFTの解説書/足立明穂

僕は、実際に「OpenSea」でNFTを出品しています。

その僕が「投資家としてNFTをどう見ているか」を踏まえて要約したいと思います。

だれにでもわかる NFTの解説書

ブロックチェーンとは「分散型台帳」

ブロックチェーンは、信用ではなく証明する技術。

多数決で記録されるため改ざんされにくい。

よって、暗号資産の評価(価値付け)に利用されている。

カイト
カイト
法定通貨(円やドル)は国が価値を認めているので、国民はそれを信用して使っています
オクト
オクト
じゃなきゃ、ただの紙切れ

デジタルのモノって、オリジナルとコピーに違いがないので、価値も同じになってしまいます。

よってオリジナルの制作者があまり稼ぐことが出来ません。

NFTとは?

ブロックチェーンによって管理されたデジタル作品。

「オリジナル」と「コピー(レプリカ)」を鑑定せずとも区別可能。

つまり、暗号資産やNFTは、そのモノ自体ではなく「所有権」を取引しているのです。

そして、NFTのブロックチェーンは「スマートコントラクト」に対応している必要があります。

スマートコントラクトとは?

コントラクト=「契約」

ブロックチェーン上に契約内容をプログラムとして組み込むことが出来る機能のこと。

例えば、NFTが売れた時に暗号資産で支払いが行われると、プログラムの内容に従って契約内容が処理されます。

転売された時に価格の10%が制作者に自動的に振り込まれるようにすることも可能です。

簡単に言うと、ブックオフで漫画が売れた時にも、作者自身にお金が入るようになるということ。

カイト
カイト
電子書籍の世界で例えるとね
オクト
オクト
電子書籍も転売できれば消費者は嬉しい

※(株)Gaudiyとコミックスマート(株)が、電子書籍をNFT化し売買可能に。

「スマートコントラクト」は、リアルの契約書と違ってトラブルが起きにくいため、今後は様々な権利関係の売買契約がNFT化され、自動化されていくでしょう(=DX化)。

「OpenSea」とは?

NFTのギャラリー、美術館みたいなもの。

展示されているNFTを見れば所有者が分かります。

NFTを購入するには、WALLET(オンライン上の財布)でNFTマーケットプレイスに接続する必要があります。

NFTマーケットプレイスでの購入手順

❶購入に必要な暗号資産を取引所から購入

カイト
カイト
僕は「GMOコイン」を利用

➋MetaMask(オンライン上の財布)を設定する

❸取引所で購入した仮想通貨を「MetaMask」に移動

❹NFTマーケットプレイスを「MetaMask」と連携

❺NFTを購入

オクト
オクト
ハードル高過ぎッ
カイト
カイト
まぁ、ね

暗号資産について

NFTは、ブロックチェーンの技術を使っているので暗号資産での支払いが基本です。

因みに、ビットコインはスマートコントラクトに非対応、イーサリアムは対応しています。

オクト
オクト
じゃあ、イーサリアムを手に入れなきゃ
カイト
カイト
イーサリアムは発行上限枚数が設定されていないので必要な時に買えばいいです

イーサリアムの送受金方法

「42桁の英数字」か「〇〇〇.eth」が必要。

イーサリアムの規格「ERC」

Ethereum Requst for Comments

どのようにトークンを扱うのかが定められている。

「ERC20」イーサリアムの送受金の規格

「ERC721」IDや所有者を示すアドレスなどの情報

「ERC1155」マルチトークンスタンダード、複数のトークンを扱える。

まとめ

NFT」 は、収集家にとっては魅力的と言えます。

オクト
オクト
劣化も紛失の心配も無し
カイト
カイト
パスワードを忘れなければね

ただ、モノの収集に興味がない、転売で儲ける気が無い人には必要ありません。

暗号資産」は、スマートコントラクトに対応していれば需要があるでしょう。

二次販売でも稼げることは制作者にとって魅力的であり、転売(リサイクル)出来ることは消費者にとっても有益ですし、省資源という観点からも意味があります。

契約書を二部作って、それぞれ割印して・・・みたいな手間も解消される可能性があります。

ただし、普及するためには価値が安定した(投機的でない)暗号資産が必要です。

結局のところ、国が発行する「デジタル通貨(もちろん、スマートコントラクト対応)」に行き着くと見ています。

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