自分が相場を動かすことは出来ません(定数)。
自分の行動や思考は変えることが出来ます(変数)。
つまり、トレードとは相場の動きに自分を合わせていくものです。
相場がこう動いたら、自分はこうするというルールを決め、それに従うのがトレードで稼ぐための基本なのです。
投資における数学的アプローチ
確率論
トレードとはゲームでありギャンブルです。
※ギャンブル=財を賭けた勝負事。
そもそも『確率論』は、ギャンブルでの勝率を高めるために、ガリレオ・ガリレイやパスカル(人間は考える葦である)、フェルマー(最終定理)らが発展させました。
ですから、トレードにおいても『確率論』を使えば勝率を高められます。
身近にある確率
誰もが日々耳にする「確率」、それは「降水確率」です。
降水確率とは?
予報区内で一定の時間内に1mm以上の雨または雪が降る確率であり、0~100%まで10%刻みの値で発表されます。
※因みに、量や範囲は関係ありません。
天気(降水確率)を予測する方法は?
【アメダス(気象観測システム)】や【ひまわり(気象衛星)】で得られたデータ(降水量・気温・風向・風速・日照時間など)を元に分析し、予測し、天気予報を発表しています。
また、最新のスーパーコンピュータを使い、長期予測も行っています。
天気と景気
突然ですが「天気」と「景気」は字面だけではなく、よく似ています。
天気 | 景気 |
晴 | 上昇トレンド |
曇り(雲の中) | 横這いトレンド |
雨 | 下落トレンド |
台風 | 暴落 |
- 晴れも雨もいつまでも続かない(トレンドは変化する)
- 雲の上は晴れ(上昇トレンド)
- 秋に台風が来る(秋に暴落しやすい)
- 天変地異(リスク管理が大事)
統計学
降水確率の予測方法を簡単に説明します。
ある地域の現在の天気図に似ている過去の天気図を100枚用意します。
100枚の天気図のうち、その後6時間以内に1mm以上の雨が降ったケースが何回あるかを数えます。
10回ならば、その地域の今後6時間の降水確率は10%です。
このように過去や現在のデータから、未来を予測する時に利用するのが「確率」です。
まとめ
もうお分かり頂けましたよね。
過去の統計(経験)、現在の様々なデータ(テクニカル分析)を元に、値動き(トレンド)を予測し、トレードします。
天気予報も刻一刻と変わるように、相場予報も刻一刻と変わります。
そこは【臨機応変】に対応するので、ある意味【朝令暮改】など当たり前なのです。
