本から学ぶ

アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書/アンドリュー・O・スミス

日本の学校でも投資教育が始まります。

日本より十年は進んでいると言われるアメリカですが、お金に関する教育はどのようにされているのか?

いつものように投資家目線で注目点をピックアップします。

アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書

著者の主張

大事なのは、お金の仕組み社会の仕組みを学ぶこと。

→金融・経済・政治を学べば、世の中のことがよく分かります。

自分のお金に対する決断が、自分の未来を決める。

→金利と複利に対する理解は必須とのことです。

FP、投資や保険のアドバイザーの目的は手数料収入。

→他人に頼らず、自分で学ぶことが大切とのことです。

「バランスシート」や「損益計算書」を理解する。

→自分の家計や企業決算など、お金の流れを掴めるようになるためです。

景気はどうすれば読めるのか?

→生産・消費・貯蓄・投資が潤滑に行われているかどうかをチェックします。

大卒とそれ以外の人の収入は一年でほぼ二倍の開きがある。

生涯収入では5000万円の開きが出る。

→企業側は、学歴でしか人を判断できません。本当は学歴を通して、その人に教養があるかどうかを見ています。

お金は利息を稼ぐことが出来るので、明日手に入るお金よりも今日持っているお金の方が価値はある。

これをお金の「時間価値」という。

→この概念を理解しないと「投資」について深く理解できません。

投資の基本

投資に関する法則を利用することが大切だと書かれています。

「複利効果」→配当再投資

「72の法則」→72÷利回りで資産が倍になる年数が分かる

「分散投資」→業種が異なる銘柄を20社くらい買う

「ドルコスト平均法」→株価の動きに一喜一憂せずに済む

金利と複利の仕組み

僕も知らなかった事実があったので、ここはしっかりと書きます。

利率が年12%で、元本が100,000円、返済期間が一年の場合、一年間の利息は12,000円になります。

つまり、一年後に返す金額は112,000円です。

因みに、これは「単利」の場合。

単利で計算してくれるのは、アメリカでは家族くらいとのこと。

そして、相手が金融機関となると「複利」となります。

複利とは、利息が上乗せされた金額に、更に利息がつくということ。

利率が年12%で、元本が100,000円、返済期間が一年の場合、一ヵ月複利で計算すると一ヶ月目の利息は1%なので1000円。

二ヶ月目の利息は101,000円の1%なので1010円になります。

そして、12ヵ月目になると100,000円の借金が112,684円まで増えます。

複利の場合、本当の金利は12%ではなく12.68%。

これを「実効金利」といいます。

今度は一日ごとの複利で考えます。

年利12%なら、12を365で割った数字が一日の利率。

約0.329%になります。

これを複利で一年借りたとすると、一年の終わりの残高は112,747円になります。

実効金利が12.75%になる計算です。

ほとんどの金融機関は、一日毎の金利を使ってローンなどの計算をしています。

因みに、アメリカではクレジットカードの発行数は10億枚以上であり、一括払いする人は全体の1/3とのことです。

キャッシングやリボ払い、口座残高不足による遅延金などは、その発生した瞬間から利息が付きます。

オクト
オクト
一括払いする人が少なくてビックリ
カイト
カイト
そりゃ、VISAやAMEXが儲かるわけだ

 

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