トレードにおける利益の源泉が「トレンドに乗ること」ですので、トレンドの「発生・継続・反転」を示唆する要素は全て重要です。
というわけで、今回は「孕み足」と「包み足」について検証します。
カイト
トレンド・イズ・フレンド
【孕み足・包み足】翌日の上昇確率・下落確率は?%
検証条件
対象
日経平均先物の終日足チャート(始値8時45分・終値翌朝5時30分)
期間
直近一年間(2020年7月~2021年6月)
カンタン説明
朝の5時30分以降にローソク足を確認し、その日の日中終値(15時15分)に対して、上昇するか・下落するかを判定するということです。
孕み足
孕み陽線

発生回数 | 14回 |
上昇回数 | 8回 |
上昇確率 | 57% |
孕み足高値超え回数 | 7回 |
孕み足安値割れ回数 | 0回 |
高値超え・安値割れ両方 | 1回 |
孕み陰線

発生回数 | 15回 |
下落回数 | 9回 |
下落確率 | 60% |
孕み足高値超え回数 | 0回 |
孕み足安値割れ回数 | 7回 |
高値超え・安値割れ両方 | 2回 |
考察
大体、通説通りとなりました。
孕み陽線なら「やや買い有利」、孕み陰線なら「やや売り有利」ということです。
包み足
包み陽線

発生回数 | 0回 |
上昇回数 | – |
上昇確率 | – |
包み陰線

発生回数 | 5回 |
下落回数 | 2回 |
下落確率 | 40% |
考察
過去一年間、包み陽線は一度もありませんでした。
そして、包み陰線が出た後は、上昇する確率の方が高いという結果です(1回多いだけですが、、、)。
今後は「包み陰線が出たから売りッ!」と決めつけない方が良い、と分かっただけでも検証した価値があると考えて下さい。