老後(65歳以上)に必要な生活費は【夫婦で約25万円】と言われます。
この内、月20万円※は年金で賄えます。
※夫が会社員(厚生年金)、妻が専業主婦(国民年金)の場合。
つまり、25万円-20万円=5万円が毎月不足します。
5万円×12ヵ月×35年(100歳-65歳)=2100万円
これが老後2000万円問題です。
※自分の年金額は「ねんきんネット」にアクセスし「将来の年金額を試算する」で調べられます。
今回は【毎月5万円】を米国株の配当で頂く方法の解説です。
【ダウの牛】投資で「副収入」や「老後資金」をDIYしよう!

【資産運用の公式】はイカのとおりです。
(資産+毎月積立+配当再投資)×利回り
投資すべき銘柄群の条件
- 「複利効果」を活かすために【配当金】が出る銘柄群
- 「ドルコスト平均法」を活かすために【株価が右肩上がり】となる銘柄群
- 50年後の【産業構造の変化】にも対応する銘柄群
【結論】
ダウ銘柄で株価が一目均衡表の雲以上の銘柄群
これを【ダウの牛投資】として運用します。
つまり、優良企業が揃うダウ銘柄の中でも、更に超優良銘柄のみに投資します。
でも、そこは自分なりにアレンジします。
「ダウの犬」投資とは?
ダウ30銘柄の中で「配当利回りが高い上位10銘柄を一年間保有する」
翌年は、その時点での配当利回り上位10銘柄を新たに選別し直して、また一年間保有します。
疑問点
「配当利回り」と「株価」は基本的に反比例の関係ですから、配当利回りが高いということは、株価が低迷しているということです。
株価低迷ということは、業績悪化ですから減配や配当停止などが頭をよぎります。
しかし、そこは「優良企業群であるダウ銘柄だから大丈夫」と信頼して行う投資法と言えます。
「ダウの牛」投資とは?
相場の世界では「牛(BULL)=強気」ですので、単純に「ダウ銘柄の中で好調な株だけ買って保有する」というものです。
※「雲」とは、一目均衡表というテクニカル指標の「雲」です。
そして判断するのは「月足チャート」です。
↓「NIKE」の月足チャート(2020年7月10日時点)

「濃い紫の線」と「黄緑の線」の間の紫部分が「雲」です。
コロナショックでも雲上限でキッチリ下げ止まり反発しています。
簡単に言うと、コロナに影響を受けていない銘柄ということですから、コロナ感染拡大中でも安心して持てます。
株価が「雲」以上にあるのは、2020年7月10日時点で30銘柄中22銘柄でした。
逆に言うと、8銘柄はコロナ、もしくは他の要因で株価が「雲」の下にあります。
これらは、現時点では投資しません。
ダウ銘柄の入れ替えについて
ダウ銘柄は、産業構造の変化などによって入れ替えが行われます。
そして、入れ替えられる銘柄は当然ながら株価が低迷しています。
つまり、それを「月足一目均衡表の雲」というフィルターであらかじめ取捨選択することにより、銘柄入れ替えによる損失を回避しようということです。
※現に2020年8月31日にダウは3銘柄が入れ替えられましたが、その内2銘柄は「月足一目均衡表の雲」というフィルターで除外されていたので、損失を回避できました。
配当について
配当目当てではありますが、配当利回りは重視しない
なぜなら、配当利回りは株価と反比例するからです。
資産増加について
配当利回りは重視しませんが、株価が「雲」の上にあるということは、株価の上昇は狙えますから、総資産の増加は見込めます。
株式投資とは、本来「売買差益」(キャピタルゲイン)と「配当利益」(インカムゲイン)の両方を狙うものです。
「配当」だけを判断材料とする投資法は危険です。
例えば、イカは「エクソン・モービル」の月足チャートです↓。

図の紫や黄緑の部分が「雲」ですが、2017年以降、ほぼ株価が雲の下にあります。つまり、コロナの以前から投資家に見限られている銘柄と言えます。
「エクソン・モービル」の利回りはダウの中で最高の8.41%です(2020年7月現在)。
ただ、株価は約一年で半分になっています。
100万円で株を買って、一年後に108万円になることを期待していたのに実際は54万円になるとは、、、、
ドルコスト平均法は、将来株価が上がらないと儲かりません。
テスラがトヨタの時価総額を上回っているご時世です。
つまり、市場は「将来、自動運転の電気自動車ばかりになる」と考えているわけです。
少なくとも2017年から下落基調なわけですから、コロナの影響で一時的に下がっているわけではありません。
脱プラスチック(ストロー・レジ袋)、e-fuelなど、「SDGs」や「ESG投資」の観点から見て、投資家に見限られているのかもしれません。
まぁ、株価低迷の理由はともかく、僕はチャーチスト(テクニカル分析重視)であり、それで稼いでいる人間なので、売りサインである「雲の下」で株を持つことは体が拒絶反応を起こして無理です。
もっともW底や三尊底を形成するなら、雲の下でも買います。
売買判断の優先順位は「チャートパターン>移動平均線」だからです。
その辺の事は、僕のブログをよく読んで下さっている方は、よく分かりますよね。
ただ、「ダウの牛」投資では基準をシンプルにするため、あくまでも「雲」のみで判断します。
※エクソン・モービルは2020年8月末にダウ銘柄から除外されました。
他の銘柄も見ていきましょう。
利回り2位は、同じく石油関連の「シェブロン」で「雲の下」、利回り3位は「IBM」です↓。

利回り4位は「ボーイング」です↓。

つまり、「高利回り=株価低迷」ということがハッキリ分かります。
これらは、現時点では買えませんが、月足終値で雲を超えてきたなら買います。
米国株の購入方法
米国株の売買手数料無料ですので「DMM.com証券」を選びました。
トレードツールが使いやすく、毎月少額でも配当再投資しますし、銘柄入れ替えも行いますので手数料無料は有難いです。
あと配当金受取時の為替スプレッドが「基準為替レート -1円」と書いていましたが、為替については余り考えないようにします。
配当には、どのみち税金がかかりますし、それなら手数料無料の方が総資産を減らさないので「お得」という判断です。
何事も行動するか、しないかが勝者と敗者の分かれ目です。
各銘柄を各10万円分購入
購入対象銘柄を10万円分ずつ購入します。
なぜ、金額を合わせるかというと、一か月後にどの銘柄が上がったか、下がったかを分かりやすくするためです。

夕方に「寄り付き成り行き」で注文を出しました。
(上の図は寄り付き直後のモノです)。
円建てで注文できますが、10万円ピッタリという風には買えません。
1株単位で購入できるのですが、カチカチと株数を増やしていくと日本円でいくらになるかが表示されるので、10万円に一番近い株数を選びました。
買った直後に、全銘柄が「損益率-5%」になったのは驚きましたが、為替レートの決定が翌営業日7時半だということで、5%くらい余分に資金を拘束するためです(翌朝には解消されます)。
毎月積立+配当再投資について
毎月の追加購入方法は、その時点で一番「評価額が低い」銘柄を1株成行で購入し、次にその時点一番評価額が低い銘柄を1株成行で購入する、といった具合に追加資金が無くなるまで繰り返します。
上の図だと評価額が一番低い「マイクロソフト」を1株購入し、次に評価額が低くなる「ジョンソン&ジョンソン」を購入し、次に、、、といった具合です。
ただし、株価が雲を割れた銘柄は売却するので、その売却代金は新たに雲の中に上昇してきた銘柄を買う、もしくは毎月の投資資金に加算します。
生活に及ぼす変化について
ダウについては、十年以上毎日チェックもしていますし、CFDでトレードもしていますが、個別銘柄を所有すると愛着が湧きます。
これからは、妻に「iPhone取って」と頼むようなことがあった場合、「我が社のスマホ取って」と言うようにします。
「今日は我が社のハンバーガーをテイクアウトしようか」とかw。
ここで、ふと近くの店で「我が社の靴」が半額で売られていたのを思い出し、買いに行ってきました。

人生初NIKEです。
今後、街中で足を踏まれるようなことがあっても、その人の靴が「NIKE」なら許しそうですw

今までは、GUMを使っていましたが、これからは「我が社のリステリン」です(ジョンソン&ジョンソン)。
ポンプ式はとても使いやすかったですが、今後はカップ式です。
ここで、凄いことに気付きました。
カップ式の方は、プッシュ式と違い、量がドバッ出ます。
つまり、大量に消費されるので、大量に売れます。
親切な設計というのも考えものです。
GUMの容器にリステリンを移して使ってやろうかと思いましたが、むしろ大量消費することにします。
初日の終値はイカの通りです。

因みに、この日はダウ+369.21で寄り付き底から高値引けなのに、マイナス8万円とは、、、
例の5%分の拘束資金のためです。
翌営業日の朝7時半には、イカのように大体+5%されていました。

因みに、ほぼNY時間起きていましたので、ダウCFDもトレードしました↓。

※チャート見落としがありましたので後日「アメックス」「JPモルガン」「ファイザー」の3銘柄も追加しました。
収益、配当再投資、銘柄入替、税金、確定申告まで全部書いていきます。
