まぁ、読みたくなるタイトルですw
僕も投資歴は既に十年以上になります。
ですから、投資関連の本を読む目的は「未知の収集」もしくは「教養の強化」となります。
投資で利益を出している人たちが大事にしている45の教え
著者の主張
投資で利益を出すには、イカの3つを理解することが必要。
- 資本主義や経済活動の基本的な仕組み
- 金融商品の特性や取引の実情
- 投資する商品・銘柄の分析方法や選び方
1.資本主義や経済活動の基本的な仕組み
資本主義社会は、投資する者と浪費する者の格差社会。
「金利」で稼ぐか、「金利」を払うかが格差を生み出す。
そして「複利」で稼ぐことが勝ち組になるための方法。
普通の人がお金持ちになるには「長期間の複利運用」しか方法が無い。
2.金融商品の特性や取引の実情
株価は物価上昇を内包している(コストに利益を上乗せするため)。
だから、キャピタルゲインよりインカムゲイン(配当)が富の源泉となる。
3.投資する商品・銘柄の分析方法や選び方
時価総額の上位銘柄(配当有)は、毎月ファンドが積立投資するから安定する。
短期売買で勝率を上げたければ、ストライクだけを振る(節目で売買する)。
「預貯金(利子)と投資(配当)」について
リスクとリターンは釣り合っているので、自分の判断で「割りの良い」投資をする。
自分のアンテナを磨いて【分からないモノには投資しない】ことが肝要。
投資戦略を制約する3つの変数
「資金」「期間」「利回り」
良い投資を行うには【知識と経験】が必要。
米国株投資は「よく知っている大企業」だけで良い
米国株の選び方は簡単で、誰もが利用している大企業に投資すれば間違いない。
ダウ30銘柄は、その時代ごとの米国経済の盛衰を映す鏡のような存在。
30社の時価総額の合計は約10兆ドル(約1100兆円)、日本の全上場企業約3700社の時価総額の合計約694兆円を遥かに上回る。
ダウ銘柄の企業価値の源泉は、潜在成長力の高さ。
30社のほぼ全てが海外で事業展開し、半数以上が売上高に占める海外比率が50%を超える。
世界中の人々を顧客に取り込んで利益を上げながら、そこで入手した顧客情報などの膨大なビッグテータを活用して新たなイノベーション(技術革新)を起こし、更なる売り上げ拡大に繋げる。
グローバルに事業展開する米国の大企業の多くは、そんなダイナミックな成長モデルを確立している。
時価総額の大きさは「米国の大企業の成長余力が大きく、株価がもっと上がる」という期待を表している。
大事なポイントは、日本に住んでいる私たちもこれら米国の大企業の価値を体感しているということ。
実際に自分で製品・サービスを利用しているのだから、投資先を選ぶ材料として、これ以上説得力のある企業情報はない。
その一方で、米国は世界有数のベンチャー大国でもある。
上場前に時価評価が10億ドルを超えている、ユニコーン企業が200社以上ある。
投資アドバイザーの中には、こうしたユニコーン企業の投資を推奨する人もいる。
しかし、将来どこが勝ち残るのか、その道の専門家でも予想するのは難しい。