↑苦情はハマスへ
米国の経済指標(ISM系・雇用系・消費系)に目立った崩れはありません。
注目すべきは、米国GDPの約6割を占める個人消費が中東情勢から受ける影響です。
個人消費の大きなウエイトを占める年末年始に果たして「クリスマス気分で盛り上がれるか」ということです。
↓投資家心理は悪化

もちろん、裏を返せば「極度の恐怖」状態での買いは大きくヤラれる可能性は低いです。
因みに、今年「極度の恐怖」になったのは昨晩で7営業日です(終値ベース)。
去年は61営業日ありましたので、今年は買い場が少ない(強い相場だった)と言えます。
そういう意味では、今回の下落は大きくなる可能性もあります(山高ければ谷深し)。
現在、来年後半の景気後退が予想されています。
それがコンセンサスなら当たりません。
なぜなら、信憑性が高ければ高いほど先回りしようと人は動くからです。
つまり、後半ではなく前半に景気後退がくることになります(あくまでも信憑性が高くなれば、という話です)。
23年10月28日(土)週末分析(金利・為替・原油)
米10年債-日足分析

ローソク足
上ヒゲ陰線
チャートパターン
5.0~4.8のレンジ
移動平均線
20MAが下値支持線
トレード方針
10年債は米国経済を表しています。
経済指標が崩れていないことから分かりますようにチャートも崩れていません。
↓2年債は政策金利に連動します。

FOMC後にトレンド転換するのか、トレンド継続となるのかに注目です。
ドル/円-日足分析

ローソク足
陰の丸坊主(東京都物価指数が上振れ)
→インフレ再加速で日銀に圧力
チャートパターン
現時点では緩やかな上昇トレンド
→日米の金融政策決定会合後にどうなるか
移動平均線
20MAが下値支持線
トレード方針
日銀の対応は遅いですね。
日米金利差縮小の局面で、マイナス金利解除やYCC撤廃を行えば結構な円高トレンドが生まれると思います。
中東情勢で「有事の円買い」とならないのは、日本が期待されていないということです。
原油-日足分析

ローソク足
鯨幕(月曜日は下げる?)
チャートパターン
90~80ドルのレンジ
移動平均線
下向き20MAが上値抵抗線
トレード方針
中東情勢懸念で上昇圧力 vs 景気後退懸念で下落圧力といったところです。
アメリカはコロナ前の水準まで原油生産量を拡大していますし、景気後退懸念で原油価格は下落していくとみています。
↓「トレード手法」の詳しい解説はイカをご覧下さい(随時更新)。
