↑青(NYダウ)、黒(FRB資産)
FRBは政策金利の決定だけではなく、QT(量的引締政策)も行っています。
簡単に言うと、米国債の保有量を減らし続けることで市中からお金を吸い上げています(黒線は今後の予定も含む)。
また、米国債の保有残高世界二位の中国(以前は一位で現在の一位は日本)も米国債を売り続けています(台湾有事となった時にドル資産を凍結されるため、もしくは米中対立のため、もしくは・・・まぁ色んな理由で減らしています)。
ですから、例えインフレが鎮静化しても米国債には売り圧力(金利には上昇圧力)がかかり続けます(High For Longer)。
何かしらのショック安が来れば、FRBもドンッと金利を下げてQTも停止するでしょうが・・・。
23年10月21日(土)週末分析(金利・為替・原油)
米国十年債-日足分析

ローソク足
陰線(寄り付き天井)
→「中東情勢懸念から安全資産である米国債が買われた」という話は信じていません。
+2σの上で始まるとML(ミッドライン)に向かって収束するのがセオリーだからです。
要するに、昨日はチャート的に売られたという認識です(だから寄り付き天井になったということ)。
チャートパターン
4.8%が下値支持帯になった感じ
移動平均線
+2σ(バンドウォーク発生中)
→売ってはいけない(ていうか、このブログを債券トレーダーは見てる?)
トレード方針
とは言っても、目先はインフレ動向を注視しなければなりません。
現時点で注目すべき経済指標の予想はイカの通りです。
9月のPCEコアは前月比+0.3、10月雇用統計平均時給は前月比+0.3%。
予想通りなら、インフレ鎮静化とは判断できないので、金曜日の株価も下落したと考えています。
原油-日足分析

ローソク足
駒陰線(90ドルは超えない?)
チャートパターン
戻り高値更新
移動平均線
20MAが横向きに変化(支持線に変化?)
トレード方針
アメリカがコロナ前まで原油生産量を増やしており、今後も増加傾向ですので個人的には中東情勢がそれほど影響があるとは考えていません。
ただ、「中東=原油」と連想しやすいので、何となくそんな感じになりますw
確かなアドバイスをするなら、人間は安くて便利なものを使いますので、原油関連銘柄を持っておいた方が良いということです(高配当ですし)。
自分が長年持っている中では現在シェルが評価額一位です。
ドル/円-日足分析

ローソク足
小駒陽線(小動き連発)
チャートパターン
150円を前に小康状態
移動平均線
20MAが下値支持線
トレード方針
150円突破し、介入があれば下落したところを狙います。