PPI(生産者物価指数)は下落で、CPI(消費者物価指数)は横這い、ということは仕入れ価格は下落なのに売っている価格は横這いなので企業は儲かることになります。
ただ、価格が高ければ買い控える人もいるわけですから小売売上高が低下し、GDPを押し下げることになります。
FOMCは全くの予想通り(あと2回の利上げというのは、何を言えばタカ派になるかと考えたパウエル議長が絞り出した発言でしょう)。
23年6月15日(木)トレード方針
ダウ-日足分析

ローソク足
下ヒゲ陰線(窓埋めっぽい値動き)
チャートパターン
35000~34000のレンジ
移動平均線
+2σ(バンドウォーク発生中)
→売ってはいけない
トレード方針
ヘルスケアが足を引っ張ったようですが、34000の値固めを想定します。
ナス-日足分析

ローソク足
下ヒゲ高値引け陽線(上値余地有り)
チャートパターン
高値更新の上昇トレンド
移動平均線
+2σ(バンドウォーク発生中)
→売ってはいけない
トレード方針
6月中の調整を想定していましたが、CPIもFOMCも通過し、トレンド転換の可能性は明日のSQのみです(突発的な材料を除く)。
まだ昨日もNVIDIAが約5%上昇しているように、バブルが起こると通常時に機能するデータが役に立たないということです。
手持ちのデータで前回このようなことが起こったのは、トランプ前大統領の企業減税政策(トランプラリー)の時です。
まぁ、まだ6月は終わっていませんので一応調整待ちです(押し目待ちに押し目無しッ)。
ドル/円-日足分析

ローソク足
下ヒゲ陰線
チャートパターン
140円の大台節目の攻防
移動平均線
20MAが下値支持線
トレード方針
140という数字が心理的な節目となっているようです。
ただ、アメリカが金利高止まり、日本は緩和継続ということですから、上振れ余地があります。
ですから、少なくとも今月中は買い持ちでSWAP狙いでいいと考えます。
日経-日足分析

ローソク足
駒陽線(33500円突破)
→ドル建て日経平均は240ドルが壁となり、一旦調整か
チャートパターン
高値更新の上昇トレンド
移動平均線
+2σ(バンドウォーク発生中)
→売ってはいけない
トレード方針
今更ですが、バフェットが「中国・台湾の株を売って日本商社株を買い増す」とした日を起点に上海が下げ続け、日経が上がり続けています。
投資界で台湾有事を想定した資金の移動が起こったわけです(日本に期待しているのか、消去法的に買われたのかはともかく)。
ウクライナ侵攻でロシアでビジネスをしていた企業が痛手を受けたことが教訓となったということです。
要するに、東証がどう言ったとか、YCCがどうとか、日本経済だけでは分からないことがあるということです(木を見て森を見ず)。
もちろん、僕も日経の上昇には乗れていません(あしからず)。
↓「トレード手法」の詳しい解説はイカをご覧下さい(随時更新)。
