僕の予測ではなく、マーケット参加者の予測です。
今週は「市場参加者の政策金利予測」に注目します。
23年4月22日(土)週末分析「株価の見通し」
CMEのFedWatch ツール
材料によって日々変化しますが、4月22日(土)時点での予測は以下の通り。
5月のFOMCで0.25pの利上げ(政策金利5.25)。
9月まで維持で、10月以降利下げに転じる。

グラフの向きを変えているのは、下のグラフを見やすくするためです。
政策金利とダウ(直近20年)

青色のダウは現在値までで、それ以降の黒色の政策金利はFedWatchツールの予測も入れています。
景気が強ければ、利下げはありえません。
景気が過熱し、インフレも加速するからです。
つまり、利下げを予測するということは景気悪化を予測しているということです。
株価は景気を先読みして動きますので、現在「株価が横這いトレンド」なのは、今後「景気が横這い、そして政策金利も横這い」となることを見越しているということです。
実際、FRB関係者の見通しもそうなっています。
今後の予測
マーケットは、横這いトレンドの後に下落トレンドがくると予測しています。
そして、株価には先見性がありますので、景気が悪くなる前に下がり始めます。
アノマリー的にも、11月~4月は株高になりやすく、5月~10月は株安になりやすいです。
つまり、今年もセルインメイとなる可能性が高いということです。
次の相場テーマは?
もうインフレ問題で新たな安値はつけないでしょう。
米国債務上限問題
いつものプロレスごっこですが、過去の事例から一時的に急落してもおかしくありません。
学生ローン問題
一時は「チャラに・・・」みたいな発言もバイデン大統領からありましたので、、、焦げ付きが心配です。
商業用不動産問題
日本のバブル崩壊も、リーマンショック(もとはサブプライムローン問題)も、中国の不動産バブル崩壊もそうですが、不動産問題は暴落(株価半減)につながりやすいので警戒が必要です。
対応策
個人的には、資産配分に気を付けています。
常時、株は資産の50~60%までにしています。
残りは現金です。
フルインベストメントにすると、暴落という大チャンスをモノに出来ない上に、下手をすれば投げ売る羽目になります。
「上がっても下がっても良い」というスタンスでいるには、実際に資産配分も「どっちでも良い状態」にする必要があるのです。