株価というものは、10人中6人が「買いだ!」と考えると上昇します(4人が売りだと考えていたとしても)。
売り買いが5対5の状態から、何をネタに6対4になるかということを考えます。
トレンドを発生させるのも、継続させるのも、転換させるのも結局は「材料」です。
その材料の一つが原油価格です。
↓三日前にも書きましたが、これでトレンドが変わった可能性があります。

23年3月4日(土)週末分析
米10年債-時足分析

2日(木)22時半発表の(注目度は中くらいの)新規失業保険申請件数が予想より強い内容でしたが、更なる上昇とはなりませんでした(FRB理事の3月0.25%利上げを支持の報道のせい?)。
そもそも利上げの効果が出るのに一年くらいかかると言われていますので、2月発表のCPIの数字だけを見て、「3月は0.5%の利上げだっ!」というのは拙速に感じます。
ドル/円-日足分析

ローソク足
安値引け陰線(時足200MAに到達)
→反発する可能性高し
チャートパターン
押し目待ちに押し目無し
移動平均線
20MAが下値支持線
トレード方針
個人的には、140円を超えるならば「3月日銀政策決定会合でYCCを撤廃すれば良い」と勝手に妄想しています(5円くらい円高になりますので絶好の押し目に)。
基本は、日足20MAまでの押し目待ちです。
原油-日足分析

ローソク足
長い下ヒゲ高値引け陽線
→非常に強い
チャートパターン
孕み足ブレイクアップ(目標値達成済)
→80ドルの上で推移するなら、W底となり更なる上昇も
ダウ-日足分析

ローソク足
日の丸坊主
→非常に強い
チャートパターン
まだ下落トレンド中の調整の域
移動平均線
-2σ(バンドウォーク解消)
→20MAを目指す
トレード方針
↑まさか一年後の利下げを織り込んでの上昇ではないでしょうw
今月発表のCPIの低下予想で上昇していると思います。
ですから、仮に雇用指標が強くて株価指数が下落しても売りは考えないと思います。
12月SQ値は賞味期限切れです(3月SQ値がまた新たな壁になってくれるでしょう)。
ナスダック-日足分析

ローソク足
大陽線(とんでもなく強い)
チャートパターン
孕み足ブレイクダウン失敗からのブレイクアップ(目標値達未達)
移動平均線
20MAに到達
→ファーストタッチですので売られそうではありますが、チャートパターンの方が優先度が高いことを考えると、突破する可能性もあり。
しかし、以前のM天井のネックラインなので上値が重い可能性もあり(どっちやねん)。
トレード方針
基本的に「高値追いの買い」はしませんので押し目待ちです。
というか、既に買い持ちなので、月曜日の朝は利食いから入ります。
愚か者は、「上がっているから」という理由で株を買う
W・バフェット
明日は日経平均の分析とダウとナスダックの押し目について書きます。
↓「トレード手法」の詳しい解説はイカをご覧下さい(随時更新)。
