現状を整理します。
FRBは「株高による資産効果」や「賃金上昇圧力」によるインフレ高止まりを懸念しています。
しかし、この2つを抑制するには「景気後退」しかないように思います(軟着陸か硬着陸かはともかく)。
FRBは軟着陸を目指し「金利の上げ幅を縮小」させたわけですが、それを市場が好感して株高になってしまうと資産効果によってインフレが高止まりしてしまいます。
すると結局FRBは金融引き締めを続けることになります(0.25ポイントの利上げを繰り返したり、利下げが出来ない状態になる)。
この場合、ハードランディング(株価暴落)になる可能性が高まってしまいます。
23年1月5日(木)トレード方針
ダウ-日足分析

ローソク足
上ヒゲ陽線(ISMも議事録も想定内)
チャートパターン
33500~33000のレンジ
移動平均線
下向き20MAと上向き60MAのレンジ
トレード方針
ISM製造業指数は45以下なら景気後退が強く意識されたはずですが、48.4では「そこまで景気は悪くない」といったところです。
お次は雇用統計に注目することになりますが、サプライズでも起きない限り横這いトレンド(様子見)が続きそうです。
ドル/円-日足分析

ローソク足
下ヒゲ陽線(大台節目130円では初回反発)
チャートパターン
135~130のレンジ
移動平均線
下向き20MAが上値抵抗線
トレード方針
昨日は米国債利回り低下(ドルインデックス低下)でしたが、円安となりましたのでチャート的な上昇ということです(SWAPが高かった影響も?)。
雇用指標が強ければ20MAを超え、サプライズ的に弱ければ130円割れもあると想定します。
日経-日足分析

ローソク足
下ヒゲ陽線(25500付近は固そう)
チャートパターン
孕み足25904~25589
移動平均線
下向き20MAが上値抵抗線
時足分析

26000~25500
チャートパターン
25940の上で推移出来ればW底となり上昇トレンド転換
移動平均線
現状は売り有利
→時足20MAが下値支持線となるかどうか
トレード方針
26000以上は戻り待ち売りが多そうですので、W底形成というよりは三尊底形成を待つ感じになるかもしれません。
雇用統計を控えた新年一週目ですし、企業決算が始まるまで様子見ムードでしょう。
↓「トレード手法」の詳しい解説はイカをご覧下さい(随時更新)。
