CPI通過で、12月利上げ幅0.75→0.5、ターミナルレート5.25→5.0(いずれも予想)。
それによって、ドル/円(2日で約7円変動)。
2日間の変動としては24年ぶりの大きさ(原因はLTCMの破綻)。
LTCMは元FRB副議長やノーベル経済学賞受賞者などが加わっていたヘッジファンド。
そんな方々でも失敗するのですから「投資は難しい」という戒めとしてよく引用されます。
また、天才・アインシュタインもこれで損をしたとか、、、。
22年11月13日(日)ドル/円分析
金曜日は「ベテランズデー」で国債市場は休場ですので、月曜日の値動きを確認してから分析したいところですが、、、。
米国債-日足分析
↓10年債

↓2年債

チャートパターン
10年債はダブルトップ(M天井)で下落トレンド入り濃厚。
→不景気到来を示唆。
2年債は崩れたとは言えず。
→実際のところ、利上げ幅は減少しても、利上げは継続するというのがコンセンサス。
ドル/円-週足分析

ローソク足
長大陰線
チャートパターン
孕み足ブレイクダウン
→目標値達成済
移動平均線
26週線(橙色)まで下落
フィボナッチ
安値130.390→高値151.943の61.8押し138.623まで下落
ドル/円-日足分析

ローソク足
長い上ヒゲ陰線
→売り圧力強し
チャートパターン
保ち合いレンジブレイクダウン
→そこそこ保ち合っていたので、そこそこの下落幅
移動平均線
120MA(エンジ色)まで下落、
-2σ(バンドウォーク発生)→買ってはいけないが、始値が-2σ以下で始まった場合は戻す場合も多々あり。
トレード方針
ドル/円は「日米金利差」が主要変動要因の一つですので、CPIの結果(インフレ率低下)で金利差の拡大期待が縮小し、円高となりました。
↑これがファンダメンタルズです。
お次は、テクニカル分析です。
週足26MAと日足120MAは、いずれも半年移動平均線(営業日換算)です。
半年後のアメリカの金利は5.0(予想)であり、日本が利上げする確率はほぼありません。
アメリカの利下げは来年11月(予想)からです。
つまり、半年後の金利差はまだ縮小傾向にありませんので、現時点で半年移動平均線を割るのは行き過ぎと判断します。
60MA(3ヵ月移動平均線)は利上げ打ち止めで割ったとも考えられますが、ここまで戻しても不思議ではありません。
金曜日の下落は、強制ロスカットも含まれています。
トレードでは「投げ売り」を買うのが一番儲かります。