来週はFOMCですので、ドル/円のトレード方針を書いてみます。
21年09月18日(土)ドル/円分析
ドル/円の大きなトレンドは日米の金融政策で生まれます。
アメリカは「金融緩和→資産買い入れ縮小(テーパリング)→利上げ」という循環の中で「年内にもテーパリングが開始か」と言われています。
パウエルFRB議長は「テーパリング開始は、利上げ時期を示唆するものではない」という趣旨の発言をしましたが、いずれ利上げは開始されます(2022年末~23年初め?)。
日本は「利上げ」の気配すら感じません。
そもそも約1200兆円もの借金があるのですから、利上げなんてしようものなら、金利が上乗せされてデフォルトの恐れさえあります。
つまり、単純に考えても、今後は「日米の金利差」から円安ドル高トレンドになると予想されます。
最近は、タマゴの値段だって上昇しています。
物価は上昇するのに、給料は上がらないので、日本円だけ持っていても益々貧しくなるでしょう。
やはり、ドルを買うなり、米国株を買うなりしないと貧困からは抜け出せないと思います。
大きなトレンドは「円安ドル高」ですが、小さなトレンドは「経済指標」が生み出します。
直近では「消費者物価指数」で下落トレンド、「小売売上高」で上昇トレンドとなっています。
ですから、現在のドル/円のトレード方針は「為替に関する経済指標」が良ければ買って、その次の「経済指標」発表前に手仕舞いする。
これを繰り返すことが基本方針となります。
※あくまでも「ドル/円」の方針です。
日足分析

チャートパターン
「三角保ち合い」をブレイクダウンしたものの、元のレンジに復帰。
これは、ブレイクダウンが「ダマシ」ということなので、上に大きくブレイクアップする可能性有り。
移動平均線
やや下向きの60MAが上値抵抗線
トレンドライン
ピンクのトレンドラインが上値抵抗線
トレード方針
FOMCで「テーパリング時期が明言される」と三角保ち合いのブレイクアップが起こるかもしれません。
上にも書きましたが、長期的には「買い」持ちで、デイトレも「買い」メインです(スワップは多少意識します)。