世界を発展させるのは常にテクノロジー。
GAFAの時代はいつまで続くのか?
現状を見つめ直すことで、起こりそうな未来を予測します。
2030年の第4次産業革命: デジタル化する社会とビジネスの未来予測
まずは、おさらい。
これまでの産業革命
第一次産業革命
18世紀末イギリスで始まった水力・蒸気を活用した工場の機械化
第二次産業革命
20世紀初頭に米国で始まった電力を活用した大量生産
第三次産業革命
70年代から始まったエレクトロニクス、ITによる自動生産
第四次産業革命
21世紀に始まったサイバーフィジカルシステム※
*サイバーフィジカルシステムとは、デジタル世界とリアル世界を繋ぐ仕組み。
リアル世界のデータをデジタル世界に吸い上げ、AIやアルゴリズムを使って分析・処理し、現実社会にフィードバックする仕組み。そのプロセスはループ(PDCA)。
「ITプラットフォーマー」と「レガシー企業」の最終戦争
レガシー=旧式の遺産企業、オールドエコノミー企業
「100年に一度の大変革が、自動車産業に起こっている」豊田章夫
「ダイムラーのライバルは、Appleかもしれない」フィナンシャル・タイムズ
「20年後にライバルとして向き合うのはB社ではない」エアバス社
世界トップメーカーのライバルは、デジタル社会への転換・第四次産業革命を実現するデジタル・プラットフォーマー※である。
※プラットフォーマー=参加者が活動する場を提供する会社
トップIT企業は、AIやビッグデータ分析などのデジタル力を駆使してレガシー企業の利益を奪いに来ている。
それは、モノを販売した後のサービスで価値を生み出し利益を上げていくというものである。
「CASEで世界をリードせよ」ダイムラー・ツェッチェ会長
Connected(ネットに繋がる車)、
Autonomous Drive(自動運転)、
Shared & Service(シェアリング)、
Electric Vehicle(電気自動車)
※Maas=モビリティ・アズ・ア・サービス
スマホやデジタル力で車や鉄道、バスなどの多様な乗り物を連携させ、目的地までスムーズに辿り着けるようにするサービス。
レベル1 情報の統合
レベル2 予約、決済の統合
レベル3 サービス提供の統合
レベル4 政策の統合
データは21世紀の石油
「AI×データ」は全ての産業を変化させる。
「データは、ガソリンと同じように経済活動の動力源となる」ジャック・マー
安全・快適な自動運転の車を完成させたところが天下を取り、他は淘汰されるでしょう。