ダウ+482.38、ナスダック-33.56
まちまちです。こういった時にニュースを書く側は「不安定な動き」という言葉を使います。
感染爆発の重大局面、今日の株価はどうなる?
ということですが、まぁ言ってみれば僕は「テクニカル分析」でトレードをやっているわけですので、実際のところニュースって関係ないんです。むしろ、答えは全てチャートの中にあると考えなければいけないわけですから。
ただ、今回の株価暴落がコロナウィルスに端を発していることは確かですので、やはりどこか「情報・材料」にメンタル面が持っていかれています。
相場では「コロナウィルス(感染者数)」で暴落、「政府の対策」で暴騰と分かりやすいと言えば分かりやすいのですが、結局のところ「政府の対策」が、どれほどの効果(どこまで株価を押し上げるか)なんて個人レベルでは分かりませんから。
日足チャート分析

ローソク足&出来高
出来高は順調に減っているので、それが上昇している一因でもあります。『閑散に売り無し』(通常時に比べれば出来高は多いですが)
昨日は「上下に長いヒゲの陽線(コマ)」ですし、終値で19000を割っているので、今日は「昨日のレンジ内の値動き」になりそうに感じます。
チャートパターン
もみ合いレンジの上ブレイクの目標値が18500でしたので、1000円も行き過ぎていると見ることもできます。
しかし、こういう時は18500が下値支持帯となります。
移動平均線
通常、10MAは下向きですので、終値で超えても、翌日は10MAに向かって「再度支持線となっているか確かめに行く」というのがセオリーです。
ただ、昨日も書きましたが5MAとゴールデンクロスしていましたので、こういう場合は「上向き」と判断することもできます。
トレンドライン
タッチするような場面がくるまで関係ありません。
フィボナッチ
これも昨日も書きましたが、38.2戻しは約19000で、その次の1/2戻しは約20000です。
仮に昨日の高値19450で一旦天井を打ったとすると、
安値16160→高値19450の1/3押しが18363です。
そして、ナイトセッションでは、ピッタリ18360で反転しています。
これって結構重要なことなんです。
ザラ場に18450で天井を打った理由は分かりませんが、この後19時半頃小池都知事が会見したんです。
それで、株価が急落したのですが、1/3押しの18360でピッタリ下げ止まって反転したのです。
「THE AI」ですね。
これがニュースを排除してチャートを見るべき理由です。
ナイトセッションの下げは、言ってみれば「初押し」です。
19450で高値を更新した後の下げですから。
だから、当然ながら止まるべきところでは止まるんです。
時足チャート分析

ローソク足&出来高&チャートパターン
ザラ場高値19450は「長い上ヒゲ陰線」、ナイトセッション安値「18360」は「長い下ヒゲ陰線」で、これがひとまずレンジです。
18360は初押しで下げ止まったものの、その後今度は高値を更新できずに下げ始めていると見ることもできます。
このまま、19360を割るとM天井で「17410」までの下落。
19450を超えると「20540」までの上昇を想定します。
移動平均線
25MAにガッツリ絡んだ値動きになっています。
上向きですので、このまま絡み続けて「三角保ち合い」を形成する可能性もあります。
トレード方針
下に太い雲帯がありますので、19000付近の保ち合いとなるように見えます。というわけで、今日はトレードを休んでトイレットペーパーを買いに行くことにします。まだ、あるかなぁ。
時足分析 ナイトセッション

ローソク足&出来高
トイレットペーパーはまだありましたw
下ヒゲ三連発の後、上昇する雰囲気があるように感じましたね。
ただ、高値更新後の下げではないので当然見送りです。
で、最後は出来高の多い大陰線ですので、下落を示唆しているように見えます。
チャートパターン
最後のローソク足は、前回安値を下回っています。
朝方書いたように、M天井を形成するなら17410までの下落を想定します。
75MA、日足5MAとありますが、優先順位は「チャートパターン>MA」ですので。
ただ、雲が分厚いので中で保ち合いとなるかもしれませんので、その辺を見極めたいと思います。